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山林調査に・・・釣り竿???
皆さんこんにちは。和歌山県から新宮山林事業部です。
早速ですが、皆さんは、山林調査を行うにあたり
こちらの釣竿を一体何に使うと思われますか?
山の近くは、きれいな川が多いので釣りをしたいなあ。
なんて思ってみたりするのも素敵ですが、決してさぼっているわけではありません!
これは、プロット調査を行うために使います!
プロット調査とは、調査する範囲を決めた上で、その中に生えている樹木のデータを収集します。
釣竿が5メートルあるので、半径5メートルの中にある樹木のデータを収集します。
樹木のデータとして重要なものは、胸高直径と樹高があります。
胸高直径とは、樹木の幹の太さを測定するための指標で、一般的に樹木の高さ約1.3メートル(胸高)の位置で測ります。
胸高直径は、樹木の健康や成長を評価するため、また材積(木の体積)を計算する際にも非常に重要なデータです。
樹高は、樹木の根元から最も高い頂点までの高さを指します。
森林調査では、樹高を測定することによって、樹木の成長度合い(木材などの資源量)を評価できます。
樹高の測定には、専用の測定器具を使うことが一般的です。
このように、プロットで得られた胸高直径と樹高のデータを基に、森林全体の資源量や利用可能な木材の量を計算します。
山の中で木を測る仕事があるなんて、ちょっと面白いですよね!
普段はただ歩くだけの山林が、実はとても大事な資源を支えている場所だと気付くことができました。
次に山林に行くときは、木々がどれくらい成長しているのか、ちょっと気になりそうです。
これからの森林の管理が、ますます楽しみになりました!
以上、山林調査についての紹介をさせていただきました。