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列状間伐 始めました
皆さんこんにちは! 和歌山県の新宮山林事業部です。
早速ですが皆さん、皆伐と間伐という言葉は耳にした事があるかと思いますが、
列状間伐を知っていますか?
新宮では、9月からこの列状間伐がスタートしました。
今回は、その様子をお届けします!
先ずは、周囲の木を確認して倒す列を決めて、対象の木に印をつけていきます。
しかし、その前に…
背丈を超えるほどの下草を刈らなければなりません。
この斜面での作業が、暑くてとにかく大変でした。
そして、いよいよ伐倒をすると
きれいな列を出すことができました。
間伐前はこんなに暗かった林内も・・・
しっかりと林床まで日が差し込むようになりました。
【Before】 【After】
きれいに整備された山を見返すと、
今までの頑張りが報われた気がして活力になります。
「間伐」の目的は、森林をより健全な状態にすることです。
その方法は、過密になった森林の一部の樹木を切り取ることで、林内密度を調整します。
すると、地表まで太陽光が届くようになり、残された樹木の成長を促し、
また下層植生の発達により土砂の流出を防ぐなど森林の持つ多面的機能も高まります。
しかし、これまでの間伐だと、搬出や造材にコストがかかります。
そこで登場するのが列状間伐で、読んで字のごとく、機械的に伐木列を決めてしまい、
集材も安全かつ能率的に作業ができるという特徴があります。
これから本格的に伐倒、搬出作業が始まります。
安全面にはより一層気を付けながら取り組んでいきたいと思います。
以上、新宮の現場から列状間伐の様子をお届けしました!
初心者、山を歩く
こんにちは!
先日、栃木県にある当社の社有林へ行ってきました。
夏の山といえば、熱中症や蜂さされ、熊や猪と遭遇など・・・危険と隣り合わせの印象です。
入社以来、特に運動もせず、事務仕事ですっかり衰えた体力に不安が隠し切れません。
今回は、そんな初心者のドキドキな山体験をお届けさせていただきます。
~当日までの準備~
まずは持ち物の確認です。
飲み物(1.5リットル)、補食(ゼリーと干し梅)、虫よけ、日焼け止め、汗拭きシート、
着替え、熊鈴、タオル、常備薬、帽子をリュックにつめました。
後から持っていけば良かったと思ったものは、「軍手」と「スパイク長靴」でした。
同行してもらった師匠から、「しっかり朝食をとるように」ということで、
朝ごはんはもちろん、前日のアルコール摂取を控え、22時に就寝して当日を迎えました!
~いよいよ山へ~
宇都宮駅へ集合し、車で行けるとこまで向かいます。
カーナビ上では山の中のため道の表記はありません。
暫く山道をくねくねと進んでいくと、
今までは森の中だったところが、急に開けた場所になりました。
車で行けるのはここまでのようです。
そして到着と同時に大きなクラクションが3回!
どうやら、山に生息する野生動物に人間が来たことをお知らせする名目のようです。
時には爆竹をならす事もあるのだとか…。
~施業現場まで歩く~
到着後、よく見ると道路から等高線に沿ってなだらかな道が出来ています。
この道は、当社の林業チームがフェラバンチャという重機を使用して、
木を伐採しながら踏み固めて作った「作業道」と呼ばれる専用の道ということです。
この道、要所要所で丸太が敷かれて階段のようになっていたり、
登山者が滑らないような工夫がされていて、
一から作るのは相当大変なのでは?!と素人ながらに思います。
~木を伐る作業を間近でみる~
ある程度進んだところに当社の重機が見えました。
特別に、立木1本の伐倒作業を展示していただけるということで、許可もいただき、
写真に収めましたので、是非ご覧ください。
重機もいくつか見学することが出来て、無事下山しました。
~山を見た感想~
まず、マイナスイオンを浴びるととても気持ちがいいです。
そして、林業ってカッコイイです。
大きな重機を思い通りに動かせる、伐りたい方向に木を倒す、
技術力・忍耐力がいる作業ですが、いつかうちの息子も木こりに…と思いを馳せました。
山の中は、自分の足音が聞こえるくらい静寂でした。
普段の生活は、目に見える情報や耳から聞こえる音がとても多いみたいですね。
これにて、初心者の山体験は終了です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、山の師匠に同行していただいたため、
最小限の持ち物で天候把握や登山ルートはすべてお任せして、安全に終わることができました。
山は危険と隣り合わせのため、山のことを良く知っている方に同行していただき、
安全第一で予定を組むことがとても大事ですね。
下刈りについて~植林班Part3~
皆さんこんにちは!
前回の山林MIBのブログに引き続き、植栽班の仕事PART3「下刈り」について話していきたいと思います。
下刈り作業は、主に夏に行います。
今年は異常気象で、とても暑い日が続きましたね。
6月下旬あたりに、もう8月なのではないかと思ってしまうほど暑くて辛かったです。
正解は・・・・・
ここです!分かりましたか?
夏は、スギが1番成長できるチャンスの時期です。
しかし、その時に上の写真のように雑草に覆われてしまっていると、日差しが当たらず
あまり成長することができません。
下刈りをすることで、日がたくさん当たり、大きく育っていきます。
雑草に覆われていたスギも、下刈りをした後は・・・・
実はこんなに大きく成長していました!
日陰もないので、とても暑く、辛い作業ではありますが、スギがしっかりと大きくなるためには欠かせない大切な作業の1つです。
雑草のなかには、ツル科の植物もあります。
ツル科の草はスギに巻き付き、放置しておくと、この写真のようにスギを曲げて成長を阻害してしまいます。
真っ直ぐ木を育てるために、下刈りの時にはツルを切り取る作業もします。
【Before】
【After】
下刈り作業は暑い中での作業なので、これまで話してきた植栽班の仕事の中では、1番大変だと私は感じます。
しかし、木が成長していくための手助けができる、とてもやりがいのある仕事です。
これからも、木の成長を見守りながら、一生懸命励んでいきたいと思います。
大分のおすすめスポットを紹介します!
暑い!暑い!暑すぎる!!という最近の気候。
異常気象なんて言いますが、これが通常になってきているのが恐ろしいです。
これだけ暑いと外出する気も失せてしまいそうですが、ずっと部屋の中にいてクーラーの効いた部屋にいるというのも健康に良くないですよね。
そこで今回は、大分のおすすめスポットやお祭りを紹介します。
機会があれば是非、行ってみてください。
1つ目は、日田の祇園祭です。
300年近くの歴史がある日田のお祭りです。
各地区の山鉾が日田の町中を駆け回ります。
大きな掛け声とともに山鉾が動き回る様子は圧巻です。
夜になるとライトアップした山鉾がとてもきれいなので、要チェックです!
2つ目は、由布の景色紹介。
こちらの写真は、狭霧台というスポットです。
朝日や夕日を撮るのに絶景のスポットといえます。
夏の暑い時期なので、朝夕の涼しい時間帯に行ってみるのがおすすめです。
続いての写真は、金鱗湖です。
湯布院では有名な湖で、周辺は多くの観光客で賑わいます。
食べ歩きの通りから近いところにあるので、食後の休憩、歩き疲れたのでちょっと一休みという場面にもぴったりですね。
大分には他にも魅力的なスポットや観光地がたくさんありますので、訪問してみてください!
木が空を飛ぶ!?架線集材
こんにちは。和歌山県新宮市にある新宮山林事業部です。
新宮では4月より架線集材の現場が始まりましたので、今回はそちらをご紹介します。
突然ですが・・・
皆様は、切り倒した木をどうやって集積場まで運んでいると思いますか?
エフバイオスでは2つの方法で木を集積場まで運んでいます。
まず1つ目は、車両系の重機を使用した運搬方法です。山の中に作業道を作り、フォワーダと呼ばれる集材専用の重機や小型のトラックで運搬します。
写真の重機がフォワーダです。運転席の後ろにあるクレーンで木を積み込んで、集積場まで運搬します。
もう1つの集材方法が、山の中に張ったワイヤーロープで木を宙づりにして集積場まで運ぶ「架線集材」と呼ばれる方法です。
架線集材は、急峻な山や入り組んだ地形の山で、作業道を作ることが難しい場合に有効な集材方法です。
新宮では主に車両系の方法で集材していますが、タワーヤーダや機械集材機などを導入して、架線集材にも挑戦しています。
左の写真がタワーヤーダで、右の写真が今回ご紹介する現場で使用している機械集材機です。
まず、架線集材の準備として、山の中にワイヤーロープを張り巡らせて架線集材システムを作ります。
この作業は非常に高度な技術を要するため、地元の熊野川町森林組合様に依頼し、
自社の作業員も一緒に勉強させていただきながら、システムを構築しました。
架線集材システムが完成すると、あとは切り倒した木にワイヤーをくくり付けて、
集材機で集積場まで引き上げる作業に移ります。
架線集材は、伐倒した場所から集積場まで一気に集材できるため、車両系の集材方法に比べて、
集材時間が省略されるため、コストの低減や作業効率の改善が期待される集材方法です
太い木だと1本、細い木だと一気に2~3本吊り上げることができるそうです。
初めて架線集材の現場を見た際、木が空を飛んでいる!?とびっくりしました。
一度、架線集材システムを構築できれば、後の集材作業のスピードはとても速く、
今回の現場のように急峻な地形の山だと、架線集材は最適な集材方法だと感じました。
今後は、自社で架線集材システムを構築できるように、
日々みんなで勉強して技術力を上げていきたいと思います!
以上、架線集材の様子をお届けしました!
集まれ!新しい林業を支える技術者たち
6月、本社にて山林事業部の成果発表会を行いました!
昨年に続き、山林事業部企画グループと森林調査グループのメンバーが、日頃の取組みを
㈱エフオングループの社員、約60名に向けて発表しました。
早速当日の様子をお届けします! 前回の発表についてはこちら
先ずは、企画グループから造林の取組みについての発表です。
山林事業部では、苗木の育成や植栽試験を通して、適地適木の実現に取り組んでいます。
直近では、大苗や早生樹の植栽試験、天然更新地の調査などに取り組みました。
試験を通して様々な課題が明らかになってきたので、来年の発表に期待が膨らみます。
次に、R&D(Research&Development)チームの発表です。
現在、自社の森林データの収集を進めており、
将来的には、今までの森林画像データや高さデータだけでなく、
GISで扱う様々な空間情報等とAIを融合する取組みに注力する方向です。
また、林野庁が森林情報(航空レーザ計測データ)のオープンデータ化に取り組んでおり、
提供される範囲も広がっていくことで、今後のデータ分析により期待が持てそうです。
次に、TS(TechnicalSupport)チームの発表です。
実用的なアプリを導入し、作業効率化、生産性向上に取り組んでいます。
直近では、日報アプリを導入し、現場の負担軽減に貢献しています。
さらに、週報の見直しを行い、累計の進捗、予定生産量及び目標生産量が同時に確認することが
可能になったことにより、施業計画の修正も容易になりました。
アプリの使用方法を拠点担当者へレクチャーすることで、効率的な業務運営にも大きな手助けとなってくれています。
こうして、1時間半の発表が終了しました。
山林事業部では、このように日々、様々な取組みを行っております。
発表会を終えて、今回はじめて社内アンケートを実施してみました!
その結果の一部がこちらです…
このアンケート結果を踏まえ、山林事業部は、今後もさらなる事業の発展を目指し、
皆で力を合わせて業務に取り組んでいく所存です。
また来年度、さらにパワーアップした報告ができるよう前進して参りますので、どうぞお楽しみに。
スギのコンテナ苗について~植栽班Part2~
皆さんこんにちは!前回の山林MIBのブログに引き続き、植栽班の仕事PART2として、メインである『植栽』について話したいと思います。
今回は、スギのコンテナ苗についてです。花粉症の方は、少し抵抗があるかもしれませんが、花粉症対策として、少花粉スギが今後の主流になっています。スギは日本の土壌にあっていて、二酸化炭素の吸収率も高いです。こちらの写真がスギのコンテナ苗です。
コンテナ苗は、このように根っこがきれいにまとまっています。裸苗などと比べると、植えるのがとても簡単です!裸苗を植える時には、深めの穴を掘り、根を巻いて入れなくてはいけません。しかし、コンテナ苗は裸苗の時よりは浅めの穴に、苗を入れて植えるだけです。裸苗ほど、丁寧に植えなくていいことが利点です。
では、植え方について説明したいと思います。使う道具は、「鍬(くわ)」です。鍬をご存じの方からすると、なんだか幅が短くないかな?と感じるかもしれません。植えるのがコンテナ苗なので、このように、幅が小さい鍬を使用しています。金属部分が小さい分軽いので、大きいものより作業がとても楽になります。
鍬以外にもいろいろな植栽器具があります。最近では、コンテナ苗の植えやすさを活かせる道具もあります。こちらがその1つであるディブルです。これは、地面に刺して引き抜けば、コンテナ苗を植えるのに十分な穴が開きます。堅すぎる土壌や、斜面が急な場所での使用は難しいでが、簡単に植えることができます。
日本は降水量が多いため、木が育ちやすいです。山に行かなくても、私たちの身近なところに木々がありませんか?是非、その木々を見てみてください。立派に育っている木を見て、そのすばらしさを、感じていただけると嬉しいです。
次回は、「下刈り」について話していきたいと思います。
シカの痕跡探し ~目指せ!シカ探偵~
こんにちは!山林事業部本社です。
突然ですが皆さんは、山の中にシカが生息しているかどうかを判断する方法をご存じですか?
直接シカを探せばいいのでは?と思われるかもしれませんが、シカは警戒心が強く、簡単には目撃できません。
シカを見ずに、シカが生息しているかを調べたい……!
そんなときに手掛かりとなるものが「痕跡」です。
痕跡が多い場所では、シカがたくさん生息している可能性が高いです。
今回は、「シカの痕跡探し」を以下の3つのステップに分けて紹介します。
① 糞(フン)
② 足跡
③ 食べ痕
①糞(フン)
シカがたくさんいる場所では、地面に頻繁にフンが見られます。
シカのフンは、米俵のような形です。
歩きながらフンをするため一か所にまとまらず、パラパラと散らばります。
少し似ていて紛らわしいのがウサギのフン。
シカと違って、丸みのある球状の形をしています。
また、シカとそっくりの俵状のフンをする動物にカモシカがいますが、カモシカはシカと異なり一か所にまとめてフンをします。
だいたい一度に300粒以上がまとまって落ちていれば、カモシカと考えて良さそうです。
✓ シカのフンは俵状(ただし、一か所にまとまっていればカモシカ)
✓ ウサギのフンは球状
② 足跡
下の写真はシカの足跡です。
シカの足跡は大きさ約5cm~8cm で、2本並んだ蹄(ひづめ)の跡が特徴的です。
この目立つ2本の蹄「主蹄(しゅてい)」の後ろに、「副蹄(ふくてい)」という小さな蹄がありますが、高い位置についているため地面に跡が残ることは稀です。
よく似た足跡にイノシシの足跡があります。
イノシシは副蹄が逆ハの字のように広がっており、低い位置についているため、地面に跡が残ることが多いです。
ただし、地面の状態などにより判断が難しいこともあります。
✓ シカの足跡は副蹄が主蹄の真後ろについていて、地面に残りにくい
✓ イノシシの足跡は副蹄がハの字状に広がっていて、地面に残りやすい
③ 食べ痕
シカが植物を食べた痕跡も、シカが生息していることを示すヒントになります。
シカは草や木の枝葉を食べる草食動物です。
ここでは、同じ草食動物であるウサギの食痕と比べながら紹介します。
実は、シカの上あごには歯がありません。
そのため、シカは「切る」のではなく、「ちぎる」ようにして枝葉を食べています。
食べた枝には、むしり取られたような跡が残ります。
一方、ウサギは鋭い歯で枝を噛み千切るので、刃物でスパッと切断したような食痕になります。
✓ シカの食痕は、むしり跡が残る
✓ ウサギの食痕は、刃物で切ったように鋭い
いかがでしたか?
少々難易度が高いものもありましたが、ここまで習得すれば一流のシカ探偵です。
森を訪れた際には是非、シカの痕跡を探してみてください。
林業現場のシカ対策
今回ご紹介してきたシカですが、林業の現場ではシカによる食害が悩みの種となっています。
小さな木では幹の先端が折られて、樹形が悪くなったり、枯れてしまうこともしばしば……。
成木でも、樹皮が剥かれて生育が悪くなることが少なくありません。
エフバイオスでは、シカの食害を防ぐため防護柵や忌避剤などで対策をしています。
小さな木がすくすくと育ち、やがて大きく葉を茂らせるまで、大切に見守っていきます。
BGOの見ちょくれ聞いちょくれ ~大切にしてきた山、私たちが引継ぎます~
今回は、大分県豊後大野市にあるBGOから、山林調査についてお伝えします。
大分県は全体に占める森林面積の割合が他県と比べて大きく、何世代も前から大事に手入れして育てられた山林がたくさんあります。エフオングループでは、天然資源を無駄なく使うとともに、森林を育みデザインしていく新時代の森林経営に取り組んでおり、山林の買い取りを行っています。そこで必要となる山の査定をするための「山林調査」についてご紹介します。
「山林の調査」って何をするのだろう・・・?と思いますよね。
山林調査は大きく「木の調査」と「土地の調査」の2つに分けられます。
まず「木の調査」について、山主様が大切に育ててきた木の、太さや樹高を測り、まっすぐ伸びているか、曲りはないかなど調べ記録を取っていきます。比較的面積が小さい山林は「毎木調査」といい、1本1本全ての木を調査します。「毎木調査」の他にも調査方法はありますが、その山林に合った調査方法で、少ないところでも数百本、多い所だと数千から数万本の木を数日かけて調べます。パッと見たらどれも同じ木に見えますが、同じ時期に植えられた木でも、手入れの仕方や日当り、その土地の地質など、少しの環境の違いでも全く違う育ち方をするので、丁寧に調査を進めます。
そして、次は土地の調査です。地図ではわからないことを、実際に見て確認します。例えば、隣の土地との境界や、その土地の地質、土地の形状、岩が多いかなど、様々な内容を調べます。山林調査は道のない山の中…足場がぬかるんでいたり、急な斜面だったり、はたまた夏から秋にかけては蜂やヒルやダニ…藪をかき分けて歩いていると猪や鹿と遭遇することも…。時にはつまずき、時には逃げまどいながら、様々な状況に立ち向かい、調査と記録を繰り返して山林調査は終了します。
こうして得たあらゆる情報をもとに、山の査定は作られます。山主様から納得していただけた時は、感慨もひとしおです。
私たちには、山主様から譲り受けた森林を無駄なく活用し、次代へと守り継ぐ使命があります。その熱い想いを胸に抱き、今日も山主様のお宅へ伺います。
SNG林業街道日記 ~巨木伐倒!~
こんにちは!山林事業部SNG(=新宮)事業所です。
皆さんは、木を切り倒す現場を見た事はありますか?現在、施業をしている現場に大きな木があるとのことで、今回はその伐倒の様子をお届けします!
今回使用するチェンソーは、普段使用しているものより刃渡りが長く、排気量も大きいチェンソーを使用します。上が普段使用しているチェンソーで、下が今回使用する刃渡り90cmのチェンソーです。
先ずは、周辺を確認して倒す方向を決めます。そして、倒す方向が決まったら、受け口という伐倒方向に斜めに入れる切りこみを作ります。その後、倒す方向とは逆側からチェンソーの刃を入れていきます。
次に、クサビを打ち込んでいきます。
クサビとは、木を倒す際に使用する道具で、倒したい方向に木を傾けていく役割があります。ドアストッパーのような、先端がとがった形をした道具です。木の状態を見ながら、慎重に打ち込んでいきます。おりゃ~~~!!
今回は、クサビを3枚、打ち込みました。
そして、クサビを少しずつ打ち込みながらチェンソーで切り進めていき、遂に・・・
切り倒せました!!
伐倒した後の玉切り(木の長さを切り揃えて丸太にすること)は、通常は重機で行いますが、木が太すぎて重機では切れないため、チェンソーで行います。
最早、木に抱き着いている感じですね。
写真は、切り倒した木の切り株とチェンソーです。チェンソーの刃渡りが90cmなので、直径が90cm以上ある木を切ったということですね!
以上、巨木伐倒の様子をお届けしました!
MIBの山知識 ~植栽班Part1~
こんにちは。山林事業部MIB(=壬生)事業所です。
皆さん、林業というと木を伐っている仕事のイメージですよね?
ですが、木を伐ったら木を植えなくてはいけません。当社では木を伐るだけでなく、
木を植え、育てていくことも行っています。それを担当しているのが、植栽班です。
今回は、植栽班について話していきたいと思います。植栽班の仕事は、木を植えるだけでは
ありません。苗木を植えるのは、主に春と秋です。夏や冬ではストレスが多く、枯れやすい
からです。私たち人間と同じですね。植栽班の主な仕事は、地拵え・植栽・下刈りの3つ
です。今回は、地拵えについて話そうと思います。
地拵えは簡単に説明すると、苗木を植えるための準備です。
左の写真の状態では、苗木を植えるのは難しいですよね?木を伐った後には、丸太や
大きな枝などが落ちてしまっています。植える場所を確保するために、丸太を落としたり
まとめたりします。この作業を地拵えといいます。地拵えをすると右の写真のようになり、
植林とその後の下刈り作業がしやすくなります。地拵えの際には、トビという道具を使います。
トンビの嘴のような形です。丸太に先端の尖った部分を刺し込んで引くことで、大きな丸太も楽に動かすことができます。道具を使わずに動かそうとしたときに、びくともしなかった
丸太が動いたときはとても驚きました。
林業の仕事としてあまり知られていない作業ですが、このようにいろいろな作業が積み重なっていき、きれいな山になっています。興味のある方は、是非、林業について調べてみてください。
次回は、植林についてお話ししたいと思います。
エコプロ2023に出展いたしました!
こんにちは!エフバイオス山林事業部です。
エフオングループは12月6日~8日の3日間、東京ビックサイトで行われた「SDGs Week EXPO 2023 エコプロ2023」に出展いたしました。
エコプロの舞台裏や当日の様子などを山林事業部よりお届けします。
今回、当社のブースにお越しいただいた方へ山林事業部で取り組んでいる【どんぐりの苗】をノベルティとしてお渡しさせていただきました。
一目見ただけではこの苗が何の木かわかりませんよね?
私たちも、どんぐりの苗を間近で見るのは初めてでした!そして一口にどんぐりといっても種類は様々で、「シラカシ」「スダジイ」「コナラ」「マテバシイ」など、いろんな樹種があるのです。
今回は「シラカシ」と「スダジイ」のどんぐりの苗をお配りさせていただき、会場にはスギの苗木を飾らせていただきました。
\当社のブースの写真です!苗木(スギ)の間には、木のチップが敷き詰められています/
実は、今回お配りしたこの苗木、大分県豊後大野市の苗木生産用の畑で、冬にどんぐりの種まきをして、発芽させ、ポットに移した思い入れのある苗なのです。
詳しくは過去のブログも是非ご覧ください。( BGOの見ちょくれ聞いちょくれ~苗の鉢上げ作業~ )
一粒のどんぐりから苗木になるまで、毎日の水やりや温度管理など、育苗担当者の想いが詰まった苗木です。
この苗木を約600本、フェリーで大分県から大阪港、陸路で東京ビックサイトへ運びました!
\トラックに積まれた苗木の写真です/
エコプロの3日間、枯らさないように水やりを行い、適度な日照りを当てた、箱入り娘ならぬ箱入り苗木は、当社のブースに来てくださった皆様のもとに巣立っていきました。
「成長すると、どんぐりが出来るんだよ~」と言うと、子供達も喜んで貰ってくれ、
お子様以外でも、植物を育てるのが好きな方や、赤ちゃんどんぐりの木に興味を持っていただける方が多く、たくさんの方に喜んでいただけたのは、とても光栄です!
もし、このブログを読んでくださっている方のなかに、こちらの苗木を貰って下さった方がいらっしゃれば嬉しい限りです。
「もらっただけだと育て方がわからない人がいるんじゃないかな?!」そんなことを社内で検討していたところ、育苗担当者が、家庭でも育てられるよう、植木鉢での育て方や水やりの頻度などをまとめたリーフレットを作成してくれました。こちらからご覧ください。
いつか、この苗木が大きくなった頃、「もっと大きく育てたい!」と思った際は、是非、当社の社有林に植えにきてください!山林事業部一同、心よりお待ちしております。
見ちょくれ聞いちょくれ ~あんしどぅすげぇわ(Foresters are tough and cool)~
こんにちは。今回は大分県豊後大野市にあります山林事業部BGOから林業グループについてお伝えします。全くの素人が目で見て体感した事を綴っておりますので、業界の方にとっては何とも当たり前の記事かと思いますが、逆に多くの方に新鮮に感じていただけると幸いです。
今回、私が行った現場は、事務所から1時間程の場所にあります。道が狭く、薄暗い、くねくねした山道をひたすら進み、石がゴロゴロした道をのろのろと走り、なんとか辿り着きました。現場は薄暗かった山道がパッと開け、山から切り出された木材がきれいに並んでいます。斜面の上の方は太陽の光が差し込んでおり、見上げるとメンバーそれぞれが重機やチェンソーで作業しているのが遠くに見えます。何度見てもテンションが上がる瞬間です。
まずは、チェンソーを使って木を倒している人のもとへ向かいました。スパイク付きの長靴を履き、ヘルメットを被り、手には手袋をはめ、いざ山登りです。現場の人にとってはそんなに急な斜面ではないそうですが、素人の私にとっては急斜面にしか見えません。山登りというより斜面登りです。私にはどこをどう上がるのか道筋が見えません。一歩一歩を考えながら足と手を使って這い上がるように登りました。やっと辿り着いた山の斜面では、一緒に登り始めたはずのSさんが涼しい顔で待っていました。当たり前ですが、毎日この斜面をチェンソーと燃料など重い荷物を担いで行ったり来たりしているんですね…。蜂がいたらその斜面を走って逃げなきゃいけないですし…。すごいです。
たどり着いたといっても、そこは山の斜面。自分が周りに迷惑かけないようにちゃんと立っていられる場所を探した後、チェンソーを使った木を倒す作業を見せてもらいました。その作業には木を安全にかつ正確に切り倒すためのいくつもの細かい決まりがあり、一つ一つを確認しながらの作業です。チェンソーが木に触れた瞬間の重みは、音となって耳に伝わってきます。伐倒に全集中したその目は、情報を逃すまいと一点一点に注がれます。木が倒れる瞬間、チェンソーの機械音が鳴りやみ一瞬静まり返ります…そしてミシミシと音をたて少しずつ木が傾き始め、バキッと大きな音と同時に斜面に倒れます。枝や葉っぱが重なりあって折れる音、重みの乗った低いズドーンという音とともに伝わる地響き…時間にして2分程でしょうか。長い年月をかけて生きてきた木を切るのは、簡単なことではないと体全体で感じました。そして、危険な作業であることも…。一つとして同じ木はなく、その場の状況も変わります。安全確認を怠らなくても、それでもあらゆる危険が潜んでいます。経験がものをいう世界です。そんな危険を熟知している経験者の言葉には、想いがたくさん詰まっていて、メンバーはそれを肌で感じ取っているように見えました。
山の上からは、全てが見渡せます。実際に作業している人は、全体を見渡すことができません。それでも、朝の打ち合わせや細かい連絡によって、一人一人が周りを意識し、まるで全体が見えているかのように動いています。現場の雰囲気はとてもよく、みなさんが時折見せる笑顔は、とても素敵でした。
今回、こんな足手まといのおじゃま虫に、どなたも親切に丁寧に教えてくれました。たくさんの話の中から、林業を続けていく責任と誇りを感じました。私が見た一人一人の表情、細かい気配り、技術をご家族に見せたいといつも思います。きっと家とは違った表情だと思うので…。林業に限らず、一生懸命仕事している姿はかっこいいですよね。
職場では、いつもどこかで、「ご安全に」という言葉が聞こえてきます。私も日に日に、「ご安全に」の言葉の重さがわかってきました。大変だけど、誇りを持って仕事をしている方達に尊敬の思いと祈りを込めて…今日も明日も「ご安全に」。
本社山林事業部のご紹介
こんにちは!すっかり秋めいて朝夕の寒暖差が激しい季節になってきましたね。
金木犀の香りに季節の移ろいを感じる今日この頃です。
さて本日は、本社より山林事業部を簡単にご紹介いたします。
山林事業部は、本社と3拠点(大分県豊後大野/栃木県壬生町/和歌山県新宮市)を併せ、事業を展開しています。
本社山林事業部は、企画グループ/木材開発室/森林調査グループに分かれております。
それでは各チームの主な業務をご紹介致します。
企画グループ…山林事業部のHPやイベントを通じ、より多くの方に当社の事業を知っていただくための取り組みや、3拠点全体を通じて苗木の育成、植林に関する業務を中心に行っています。また総務として、他部署との調整、勤務管理や社内コラム作成、稟議・契約書確認など様々な業務を行っております。直近では、山林事業部内で映える社有林写真コンテストを行いました。最優秀賞を受賞した社員には部長よりランチのご褒美があるとか…(^^
木材開発室…現在、社有林で伐採した木は、当社のバイオマス発電所の燃料として使用したり、木材市場へ販売しております。今後は、新しい付加価値を付けた製品等を開発すべく新しい試みを始めています。それに伴い、今年は海外にも出向いて、研究開発に取り組んでいます。また今後、木材開発室の取り組みはブログでもご紹介していきますのでお楽しみに。
森林調査グループ…R&D(Research&Development)チームとTS(Technical Support)チームから構成されます。
R&Dチームは、リモートセンシング技術や人工知能AI、ドローンなどの最新技術を用いて森林調査に関する研究開発を行うチームです。実際、現地に赴いてドローン計測し、森林調査を行ったりしています。
TSチームは、地理情報システム(GIS)やクラウドシステムを用いて、現地の林業グループが効率よく作業ができるよう、施業管理や重機管理等をシステム化しています。拠点の林業グループと連携を図りながら、日々業務に取り組んでいます。
本社山林事業部は、現場のメンバーがより安全で効率よく作業ができるように業務改善を図ったり、森林と木材の未来を考えて事業を展開したりと、様々な方向性に業務を展開しています。今後も、エフバイオス山林事業部では、本社・拠点がともに力を合せ、【山林という資源】を大切に未来に繋いで行きます。
MIBの山知識 ~スギ・ヒノキの見分け方~
こんにちは。山林事業部MIB(=壬生)事業所です。
花粉シーズンになると頻繁にニュースで耳にする“スギやヒノキ”。
皆さん、見分けがつきますか?
木には広葉樹と針葉樹という分類があります。
スギとヒノキは、針葉樹(葉が針のように細長い木)に分類される木です。
山林事業部では、主にこのスギとヒノキを伐採しています。
異業種から転職をして、全く山の知識がなかった私が、“スギ・ヒノキ当て”で正答率9割近くなってきました。
スギとヒノキの簡単な見分け方についてご紹介します。
<木の幹の違い>
こちらはヒノキの木の幹です。
続いて、こちらはスギの木の幹です。
比べて見てみるとヒノキの樹皮は荒く、スギよりも1枚1枚が大きいです。
逆にスギの樹皮は、ヒノキよりも細かくなっています。
<葉の形の違い>
スギとヒノキは、葉の形状も異なります。
こちらはヒノキの葉です。
<葉の形の違い>
スギとヒノキは、葉の形状も異なります。
こちらはヒノキの葉です。
続いて、こちらはスギの葉です。
比べて見てみると、ヒノキの葉は枝分かれしており、葉が丸い印象です。
スギの葉は、葉先が尖っています。
こうして見比べてみると、意外とスギとヒノキには違いがありますね。
実は、ヒノキの葉の形状によく似た木があります。“サワラ”です。
スギやヒノキと並んでいると木の幹の様子で見分けるのも難しく、なかなか見分けがつきません。
そんなサワラの見分け方もご紹介します。
見分けるには、葉の裏側を見ます。
葉の先が丸く、白い筋がYのように見えるものがヒノキです。
葉の先が尖っており、白い筋が蝶のように見えるものがサワラです。
<スギ・ヒノキ・サワラの見分け方まとめ>
ちょっと山に行って、スギやヒノキを見分けてみたくなりませんか?
以上、スギとヒノキ、サワラの見分け方のご紹介でした。
新宮林業街道日記~熊野材といかだ下り~
みなさまはじめまして。今回は和歌山県新宮市の林業についてお話したいと思います。
和歌山県は、その面積の3/4以上が森林で覆われており、自然に恵まれた土地として有名です。昔の県名である「紀伊国(きのくに)」は、「木の国」という意味で、森林資源の豊かな国や木材を産出する国という意味が込められていたそうです。
新宮市はその中でも江戸時代から林業が盛んで、品質の高い「熊野材」として知られる木材を多く供給してきました。新宮市の昔の林業の特徴として、「水運」があります。
今は道路が整備されているため、木材はトラックで運ばれますが、かつては一級河川である熊野川を利用して木材を新宮市まで運んでいました。木材をいかだの形にして上に乗った「筏師(いかだし)」と呼ばれる職人がいかだを操縦し川を下りました。命がけの仕事でしたが、その分稼ぎもよく当時の花形仕事だったそうです。
現在は和歌山県北山村で「観光いかだ下り」として体験することができ、観光客に人気のアクティビティとなっています。昔の林業に思いを馳せながら熊野川を下るいかだ下り、和歌山県に来られた際は、是非、体験してみてください!
BGOの見ちょくれ聞いちょくれ ~苗の鉢上げ作業~
今回は、大分県豊後大野市にありますBGO(=豊後大野)山林事業部からお伝えします。大分県南部に位置する豊後大野市は、全国ニュースでも放送される「最高気温が最も高かった市」によく登場するほど暑い街です。その暑さと戦いながら、林業(丸太生産・苗木生産・植林)と山林買取営業の業務を行っています。
今回は、その中の苗木生産についてお伝えしたいと思います。BGO山林事業部では、広葉樹の大苗生産やスギ苗生産に取り組んでいますが、今まさにどんぐりの鉢上げ作業を行っています。今年の冬に種まきをしたどんぐりが、ぐんぐんと芽を出し大きくなってきたので、これからもっと大きく成長できるよう、ひとつひとつをポットへ移し替える作業を鉢上げといいます。
ポットに移し替えればいいのね♪と簡単に思いがちですが、土を入れてトントンと空気を抜くことも、少しでも安定するようにギュッギュッと押さえることも苗にとっては良くないのです。その上、引き抜いた苗の根は光を浴びると数十秒で死んでしまうとか…ですので、すばやく移し替える必要があります。適度に土の中に空気を残しつつ、少しの力で苗を安定させる。苗の根にとって居心地の良いお布団を敷いてあげるイメージでしょうか?結構難しい作業です。
この作業を地域の障がい者施設の方と協力して行います。ハウス内の作業はじわじわと熱くなり、少しずつ体力を奪います。1時間に1回は休憩を入れ、水分補給をしっかり行ってもらいながらの作業です。汗をかきながらもこつこつと丁寧に作業をしてくださる姿を見て、私たちもがんばろうという気持ちになります。1日に4時間、週3日行っていただき、1日約800本、2ヶ月で約1万本の鉢上げができました!
こうして、ひとつひとつ鉢上げすると、枯れることなく元気に育ってほしいと願う気持ちが生まれます。そして、この1本1本が山に植えられ大きくなり、たくさんの緑となって陽の光を浴びながら風に揺られる風景を想像します。
それまでには、あらゆる困難や課題にぶつかることと思いますが、ひとつひとつを乗り越えて、“森林を次代へ継承する活動”をこれからも続けていきます。
成果発表会を開催しました!
はじめまして。エフバイオス山林事業部です!
先日、親会社である(株)エフオン本社にて山林事業部の成果発表会を行いましたので、今回はその様子や舞台裏をレポートします!!
当日はオンラインでの参加者も含めると、エフオングループ社員約60名の方がお集まりくださいました。会議室のブラインドの1つが閉まらないというアクシデントがありましたが、無事にスタートすることができました!
はじめに、苗木生産の取り組みについての発表が始まりました!
当社は大分県に育苗施設を設けており、伐採後の山に自社で育てた苗木を植える取り組みをしています。苗木生産に取り組む理由など改めて聞くと、とても興味深い発表でした!
続いて、森林調査グループR&D(Research&Development)チームの発表です!リモートセンシング技術や人工知能(AI)などを用いて研究・開発をする部署です。
当日は、ドローンでの情報収集や切り株から資源量の把握を行う検証など、最新技術を活用した調査・解析に関する発表を聞かせていただきました!
最後は、森林調査グループTS(TechnicalSupport)チームの発表です!
地理情報システム(GIS:Geographic Information System)やクラウドシステムを林業の現場に活用し、森林・施業管理を行えるようIT化やアプリ開発に日々取り組んでいます。
発表終了後には、ご参加いただいた方から「最先端のデジタル技術と歴史あるアナログ技術の融合を感じた」というコメントをいただき、とても嬉しかったです!
ということで、2時間みっちりの発表会が終わりました(^ω^)
当たり前ですが、山林事業部って木を伐るだけじゃないんです。
「伐った後の山にどんな木を植えるのが一番良いの?」
「森にはどれくらいの木があるの?」
「安全かつ効率的な森林施業のためには何が求められるの?」
それらの答えをいつか解明できるよう、これからも当社の取り組みは続きます。