Forest Management
森林経営を通じて、
様々な社会課題解決への貢献を
資源を価値化する
山にある豊富な資源の価値を最大限に引き出すためには、木を見極め、伐るべき木を伐ることが必要です。かつて花形産業であった林業は、いつしか時代に取り残されてしまいました。エフオングループは、日本の森林を再生させ、もう一度、時代の中核を担う林業の実践を目指し、日々、林業と真摯に向き合っています。そのために、人力ばかりに頼っていた素材生産から脱却し、大型高性能林業機械を導入し林業の効率化を図るとともに、ICT技術と木こりたちの技や知恵を融合させた、新しい林業の在り方を模索しています。
伐倒
収穫時期を迎えた木をチェーンソーやハーベスタで伐り倒し、木材として収穫します。春から夏にかけて成長した木は秋をすぎると休眠時期に入るため、収穫は9月~3月が最適とされています。
集材
山腹で伐倒された木を路網沿いや土場と呼ばれる一時集積所などに集めます。グラップルやスイングヤーダなどの車両系、タワーヤーダなどを使用した架線を使用した集材方法があります。
造材
樹種・太さ・節の有無や曲がりや腐りの状態などを見極めながら、ハーベスタやプロセッサを使用して最適な長さに伐り揃えます。丸太の状態によって木の価値が左右される重要な工程です。
搬出
造材された丸太はフォワーダでの運搬やワイヤーで引くことにより、山の中から搬出し土場に集められます。建築用材向けと木質バイオマス発電の燃料となるチップ向けに仕分し椪積みします。
- 路 網
- 山作りは道作りから
そもそも、山には道がありません。
山に入るための道、切った木を運ぶ道、湧き出る水を逃す道、様々な意味を持つ道をつくる必要があります。
地形や地質、気象条件など様々な情報をもとに、作業機械の都合だけでなく、安全で効率的な施業を実現しながら、山としての機能を損なわない道をつくる必要があります。
- 木こり
- 木を見極める
木を伐るだけが山の仕事ではありません。
ひとくくりに木といっても、材として需要がある木、土砂崩れを防ぐ役割を担っている木、成長が見込めず他の木の成長の妨げとなる木、朽ちたり枯れたりしている木など、状態や役割も様々です。
木を見極める目を持ち、責任をもって木の将来を判断することも、
木こりの仕事です。
- 効率化
- 高性能林業機械とICT
エフオングループは更なる生産力の向上を目指し、日本にはまだ数台しか導入されていない大型のヨーロッパ製高性能林業機械を輸入し、施業の効率化を図っています。さらに、GISやクラウドシステムを用いて、施業の進捗や生産性を可視化し、状況を分析するなど日々改善に努めています。
林業を産業として成り立たせるために、様々な試行錯誤を繰り返しながら“考える木こり”として林業の発展を目指しています。
エフオンが使用して
いる高性能林業機械
- 未来へ
- 技術継承と安全管理
“林業は危険”というイメージをお持ちではないでしょうか。
確かに、自然を相手にしている以上は常に危険と隣合わせであることは事実です。
エフオングループは、山を理解し技術を正しく使える人材の育成と徹底した安全管理の実施
により、生産性の向上と高い安全性の両立を目指しています。