
まず林業に興味を持ったきっかけ、エフバイオスへの入社を決めた理由を教えてください。
船津:僕は全く畑違いの仕事をしていたのですが、自然に関わる仕事、自然の中で体を動かす仕事がしたいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。重機を操作して木を伐採するのもかっこいいなと思いました。ワークライフバランスが良くて残業が少ない点がエフバイオスへの入社の決め手です。

大垣:静岡にある農林専門の短大で学びました。就職先を探す中で、より実践的に林業について学べて自分のスキルアップに繋がる会社を探していたところ見つけたのがエフバイオスでした。両親のルーツが栃木だったという点も決め手になりました。
鶴賀谷:大学の農学部で学び、専攻は「野生動物の保護と管理」でした。フィールドワークの一環として、山に入ってデータの収集などを行っており、その際に身体を動かす楽しさや林業に興味を持ったのが、この会社に入ったきっかけです。就職活動の際、同業種の会社も検討しましたが、エフバイオスが一番年収の面でも待遇の面でも好条件でした。
直井:祖父母が農家を営んでおり、近くの山が小さい頃の遊び場でした。自然が身近な環境だったので、自然と林業の道に入った感じですね。山形の農林大学校の林業経営学科で学び、卒業後は地元の森林組合で2年間働いた後、学生時代の友人の紹介でエフバイオスに転職しました。

船津:直井さんは林業経験者なので、重機の扱い方や伐採のやり方など教えてもらいました。
鶴賀谷:優しいですし、年齢が近いので質問しやすく助かっています。
1日の仕事の流れはどんな感じでしょうか。
船津:伐採と搬出を担当しています。朝5時過ぎに起床、7時前には現場に着いてミーティングの後に作業開始、16時には業務が終了して、17時過ぎには帰宅してますね。このスケジュールはほとんど毎日変わりません。
大垣:僕もですね。7時~16時勤務の場合は16時きっかりに仕事が終わるので、17時には家に帰ってる感じです。
鶴賀谷:僕は8時17時の勤務なので、18時には家に着いて大体23時には就寝するような感じです。
鶴賀谷さん・船津さん・大垣さんの3人は半年間林業大学校に通ったとお聞きしました。
大垣:はい。半年間通わせてもらいました。
鶴賀谷:安全教育の他、10種類以上の資格を取得しました。
船津:働きながら林業に必要な資格や知識を取得できるので、未経験でも安心して働くことができます。

毎日同じような作業の繰り返しで飽きてしまったりしませんか?
船津:スケジュールだけ見ると代り映えしない毎日と思われるかもしれませんが、自然を相手に仕事をしているので、実際には季節や天候によって山の表情は全く違います。危険と隣り合わせの環境で仕事をしているので、自然を侮ることなく、毎日緊張感を持って仕事と向き合っています。
直井:思い通りに伐採出来たときは達成感がありますね。作業前と作業後の山の変化というか、作業量が
目に見えると「今日も頑張ったな!」と思います。試行錯誤して造った木材に良い値段がつくと単純に
嬉しいです。
一本一本条件の異なる立木を思い通りに伐倒できた時にやりがいを感じます。かかり木になってしまっても、上長に相談して、うまく処理できた時は達成感があります。
あと、木の種類はもちろんのこと、山菜やキノコの知識が増えて日々楽しいです。

皆さんの今の施業内容や、今後の展望について教えてくださいー
鶴賀谷:伐採は主にチェンソーを用いた伐採を行っております。それ以外にもグラップルやフォワーダと呼ばれる重機で搬出や造材片付けを行いますが、重機を用いた仕事がまだまだ未熟なので、重機の仕事にも慣れていきたいです。
船津:主に重機による搬出を行っていますが、様々な状況でも安全に操作することは非常に難しいです。
山の斜面での操作や、天候によって木の皮がむけて滑る材の搬出など危険がたくさんあるため、円滑かつ、安全に材を出せたときにやりがいを感じます。上達を実感できるのもやりがいに繋がってます。
個人的にはフェラーバンチャでの道づくりに興味があります。
大垣:今後集材、造材を効率的にできるようになりたいので、各種重機にチャレンジしたいです。
直井: 船津さんと同様、フェラーバンチャによる作業道の開設をやってみたいです。

身体を動かす仕事はキツいイメージがありますが、その辺りはどうでしょうか。
鶴賀谷:キツいのはキツいのですが、仕事終わりの疲れた身体で入るお風呂とご飯が本当に最高です。
大垣:山の中は作業しているとやっぱり暑くて、真夏の作業は大変です。そんな時は仕事終わりの一杯を脳内でイメージして乗り切ります。
皆伐作業はやり始めると景色が変わっていき、日々進んで作業の終わりでは全く違う景色になるので達成感を感じられます。

いくら暑くても安全のためにノースリーブと短パンで作業する訳にはいかないですもんね。
鶴賀谷:怪我や事故が身近にある業界なので、安全面の重要性については徹底的に教え込まれますし、自分でも常にそのことを頭に置いて作業しています。夏は蜂のハイシーズンでもあるので、気を付けています。見かけたらすぐにその場所から離れるようにしています。

直井:一番大事なのは「自然を舐めない事」だと思います。
船津:一人で作業している訳ではなく、チームとしての作業なので、自分の不注意や段取り不足がチームを危険に晒す可能性がある、という事は常に意識していますね。
様々な作業を行う上で円滑に進めるために段取りを組む事の重要性を学びました。
チームワークが大事なんですね。職場の雰囲気はいかがでしょうか。
船津:気兼ねなく質問できる雰囲気があります。ちょっとしたことだと質問する方は気を遣ってしまうものですが、どんなに些細な質問でも作業の手を止めて聞いてくださり、自分では想像もできない工夫や技を教えてもらえるので、日々成長している実感を持つことができます。またチェンソーアートの大会やeスポーツ大会などの社内イベントがあり、結構盛り上がります。
鶴賀谷:かなり明るい職場だと思います。話好きが多く、コミュニケーションも活発です。
大垣:自分の意見も言いやすいですし、相談もしやすいので、「仕事が辛い」と感じることがほとんどありません。歳の近い人が多いので、話しやすいです。
みなさん、本当に仲が良いですよね。お休みの日はどんな過ごし方ですか?
船津:カレンダー通りの休みを取れるし、有休も取りやすいので、プライベートを満喫しています。メンバーの仲もいいので、休日に、趣味のゲームを職場の先輩と一緒にやることもあります。
鶴賀谷:現場仕事なのでプライベートの時に仕事のことを全く考えなくていいというか、気にしなくていいのが自分的にはとても嬉しいです。休日しっかり休めるのが本当にいいなと思います。
直井:有休以外にもリフレッシュ休暇などの休暇が充実していますね。残業もほとんどなく、メンバー同士仲が良いので休みにみんなでフットサルをしたり、釣りに行ったりと本当にストレスがないです。
大垣:みんなで花火に行ったり、BBQしたり。年齢が近いので自然と仲良くなります。

プライベートの充実という点では大垣さんは副業も行っているとお聞きしました。
大垣:はい!実は副業もOKなので、会社の規定の範囲内で副業しています。某有名飲食チェーン店です。
船津・鶴賀谷・直井:今度食べに行くね。
大垣:ちゃんとお客さまとして対応します(笑)。

入社して1年3カ月ほど経った4名。「仕事は楽しいですか?」という問い掛けに、4人とも笑顔で「はい!」と答えてくれた姿が印象的でした。
これから学びたい事も多く、特に重機の扱いや伐倒技術の向上を目指したいと皆さん話すなか、先輩方も優しく指導しており、職場の風通しの良さや仲の良さを感じる事ができました。
縦社会のイメージが強い林業で、同年代が仲良く意思疎通ができる、エフバイオスならではの取材となり、林業の厳しさのなかにも社員間の円滑なコミュニケーションを目の当たりにしました。
「森林をデザインする」という事の一旦を担う次世代の4名、彼らが活躍するエフバイオス山林事業部の明るい未来を垣間みることができる、インタビューとなりました。


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