株式会社エフオン EF-ON

image photo

BLOGブログ

BGOの見ちょくれ聞いちょくれ  ~大切にしてきた山、私たちが引継ぎます~

 今回は、大分県豊後大野市にあるBGOから、山林調査についてお伝えします。

 大分県は全体に占める森林面積の割合が他県と比べて大きく、何世代も前から大事に手入れして育てられた山林がたくさんあります。エフオングループでは、天然資源を無駄なく使うとともに、森林を育みデザインしていく新時代の森林経営に取り組んでおり、山林の買い取りを行っています。そこで必要となる山の査定をするための「山林調査」についてご紹介します。

「山林の調査」って何をするのだろう・・・?と思いますよね。

山林調査は大きく「木の調査」と「土地の調査」の2つに分けられます。

 

 まず「木の調査」について、山主様が大切に育ててきた木の、太さや樹高を測り、まっすぐ伸びているか、曲りはないかなど調べ記録を取っていきます。比較的面積が小さい山林は「毎木調査」といい、1本1本全ての木を調査します。「毎木調査」の他にも調査方法はありますが、その山林に合った調査方法で、少ないところでも数百本、多い所だと数千から数万本の木を数日かけて調べます。パッと見たらどれも同じ木に見えますが、同じ時期に植えられた木でも、手入れの仕方や日当り、その土地の地質など、少しの環境の違いでも全く違う育ち方をするので、丁寧に調査を進めます。

 

 

 そして、次は土地の調査です。地図ではわからないことを、実際に見て確認します。例えば、隣の土地との境界や、その土地の地質、土地の形状、岩が多いかなど、様々な内容を調べます。山林調査は道のない山の中…足場がぬかるんでいたり、急な斜面だったり、はたまた夏から秋にかけては蜂やヒルやダニ…藪をかき分けて歩いていると猪や鹿と遭遇することも…。時にはつまずき、時には逃げまどいながら、様々な状況に立ち向かい、調査と記録を繰り返して山林調査は終了します。

 

 こうして得たあらゆる情報をもとに、山の査定は作られます。山主様から納得していただけた時は、感慨もひとしおです。

 

 

 私たちには、山主様から譲り受けた森林を無駄なく活用し、次代へと守り継ぐ使命があります。その熱い想いを胸に抱き、今日も山主様のお宅へ伺います。

CONTENTS